松の木の葉むしりのコツ|美しい枝ぶりを保つ秘訣
日本庭園や和風の庭で存在感を放つ松の木。その美しい枝ぶりを長く保つために欠かせない作業が「葉むしり」です。松は枝葉が込み合いやすく、放っておくと風通しが悪くなり、害虫や病気の原因にもなってしまいます。今回は、庭木をより美しく見せるための葉むしりのコツをご紹介します。
葉むしりを行う目的
松の木の葉むしりには大きく3つの目的があります。
1.枝ぶりを整える … 古葉を落とすことで、枝の輪郭がはっきりし、美しい姿になります。
2.風通し・日当たりを改善する … 病害虫の発生を防ぎ、健やかな生育につながります。
3.新芽の成長を促す … 翌年の芽が健全に育つための下地づくりとなります。
葉むしりの適切な時期
一般的には 秋(10月〜11月頃) が適しています。春から夏に伸びた新芽が固まり、古い葉との区別がつきやすいためです。名古屋地域の気候では、初冬にかかる頃までに済ませておくと安心です。
葉むしりの手順とコツ
1.古い葉を見極める
枝の付け根に近い部分の茶色くなった葉を中心に、手でつまんで取り除きます。
2.枝先は残す
新芽が育つ枝先の葉を取りすぎないことがポイント。過度にむしると翌年の芽吹きが弱まります。
3.全体のバランスを確認しながら
一枝ごとに仕上げるのではなく、木全体を見渡しながら作業を進めると、自然な仕上がりになります。
注意点
・一度に葉をむしりすぎると、木が弱ってしまうため注意が必要です。
・高所作業になる場合は危険も伴うため、無理をせず専門の庭師に依頼するのも安心です。
まとめ
松の木の葉むしりは、庭の景観を整えるだけでなく、木を健やかに育てる大切な作業です。毎年秋に適切に行うことで、松の美しい枝ぶりを長く楽しむことができます。ご自身で手入れをするのが難しい場合は、プロに相談してみるのも一つの方法です。
庭ノトリム
住所:愛知県名古屋市天白区保呂町407
タウンコート天白2-F
電話番号:090-8541-1125
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